【小2不登校バス通学チャレンジ】◯◯したくて途中下車 どう切り抜けた?
小1の9月から不登校になった長男
小2からは週2〜3日はフリースクール、週1〜2日は小学校の別室登校で過ごしています
小3からは フリースクールへバスで自力通学することを目標に練習を始めました
ずばり!
「私がラクしたかったから!」です(^_^;)
朝の子どもたちの送迎は 私の担当になっていて
長男をフリースクールまで送ったあとに 下の子2人を保育園まで送ってから出勤
「それくらい たくさんのお母さんたちがやってる!」
それはそうで
私自身も朝の送迎にも慣れて、そこまで負担には思っていませんでした
でも 昨年の後半は 私が体調を崩すことが多くなり
一時は大きな病気の可能性もあり 検査をしたりもしました
幸い 大きな病気はありませんでしたが 検査結果を待つ間
「私の命があと数ヶ月、数年だったら どうしよう」と
考えたことが きっかけで
「”頑張りすぎ” が当たり前」だったことに気づき
自分の幸せのために ” 頑張りすぎ” をやめてみることにしました!
「何か 今よりも楽になるために
やめられることはあるかな?」と考えた1つが 「長男のバス通学」でした
3年生からフリースクールにバスで行って欲しいんだけど
どう?
OK! わかった!
あっさりOKした長男!「普段は かなり慎重派なのに…」と私は拍子抜け
話をした 次の登校から バスに乗ることになりました
今まで2回ほど 一緒にフリースクールまで バスに乗り
バス停で見送って 1人でバスに乗せたことが1回だけ あったので
ある程度 イメージすることは できていたようです
できるだけ 安心してバスに乗ってもらい(私も安心して乗せられるように)
何かあったときにも 対応できるように 私の古いスマホを 長男に持たせました
バスの現在地がわかる Webページをブックマークしてあげると
使い方は 1回説明すれば OK!
初日は 一緒にバス停で待っていましたが
バスの到着が10分以上遅れるし、バスの外装が変わってて
「え?このバス?違う?」と 2人であわあわ
バスが到着して 乗り込もうとしたときに
長男が「あれ?財布どこだ?」と さっきまで持っていた財布を見失って
2人で大慌て💦
なぜか 財布はランチバッグに入っていて ドタバタしながらも なんとか乗車
バスが発車した後
「ちゃんと席に座れたかな」「忘れ物しないかな」「本当はとても不安なんじゃ」と
一気に不安が襲ってきて 私の心臓はバクバクでした
バスに乗車したあとは 到着するまで メッセージのやりとり
バス停に到着してからは ビデオ通話をしながら徒歩でフリースクールへ
フリースクールに着いた時に
今日1人でバスで来た!
本当に!?すごーーーい!!!
と会話が聞こえてきて
無事到着したことと この挑戦が長男にとって 良い経験になったことに
ホッとしました
初日は 帰りもメッセージやビデオ通話をしながら 無事に帰宅でき
長男も自信がついたのか
明日もバスで行くね!
と言って
「もし バスに乗り遅れたときは どうしたらいい?」
「途中で トイレに行きたくなったら どうしたらいい?」と
自分でトラブルを想定して
どうしたら いいと思う?
聞き返すと
「お母さんに電話する」
「次のバスを待つ」
「途中で降りて トイレに行って お母さんに電話する」と
自分で対処法を考えることも できていました◎
次の日からは
もうバス来るから行くね!いってきまーす!
元気よく1人で家を出て バス停までの付き添いもナシ!
小学校へ登校の日と 声も表情も別人です(笑)
もう数回バスに乗ると すっかり慣れて
私のメッセージにも 反応ナシ
それどころか「心配しすぎ」と。
確かに、私心配しすぎ(恥)
この日 吹っ切れました(笑)
長男のおかげで 私も安心してきた頃
帰りのバスに乗っているはずの長男から着信がありました
バス乗ってるときに トイレに行きたくなって降りたんだけど
お迎えに来れる?
あと スマホ電池切れそう
お腹空きすぎて気持ち悪いし、寒い
長男のスマホの電池は10%台 私の心も少しざわざわ…
今から向かうけど 30分くらい かかるかも
もしスマホの電池切れたら コンビニの中で待っててね
スマホの電池切れに備えて 待ち合わせ場所だけ確認して
その後は メッセージのみで やりとりするようにしました
お迎えまでの間 お腹を空かせた長男は
予備のバス代(100円)使っていい?
お腹すいたから スーパーで何か買ってくる
「いいよ!」と返事はしたものの
長男は食物アレルギーもあるし 100円で食べられるものを探せるのか…と思っていたら
100円で買えるもの なかなか見つからなかったんだけどさ
黒糖1袋98円だった!
いっぱい入ってるし お砂糖はエネルギーになるよね!
次々と トラブルを乗り越えていく長男
でも 慣れない場所で スマホも電池切れ寸前で かなり不安だったそうです
待ち合わせ場所で会えたときには とても安心して嬉しそうな表情
自分で考えて ばっちり対応できたね!
不安だったはずだけど よくがんばったね!
長男の成長ぶりに 感動した私は いっぱい話したかったのに
「もうさ、外にいるから 夕飯お店で食べない?」と もう彼の頭の中は次の話題へ
調子の良い長男でした(笑)
家に帰ると 長男からこんな提案がありました
お母さん もう少し多めにお金持っていってもいい?
今日みたいに お腹すいて何か買ったりしたら
もう次のバスに乗るお金なくなっちゃうからさ
あと スマホの電池切れたら 本当に困るなって思ったんだよね
だからモバイルバッテリー持っていきたい
臆病な長男にとって 今回のハプニングは大きなピンチで
「もう1人でバスに乗りたくない!」と
言い出すかもしれないなと思っていました
私が思っているよりもずっと 彼は賢く勇敢でした^ ^
私は彼の提案に同意して
私からも2つ提案
・お腹が空いたときのためにおやつを持っていくこと
・もうどうしようもない時は近くにいる人に声かけて
お母さんの職場に電話させてもらいたいってお願いしてみたらいい
それいいね!スマホの電池なくなっても どうにかなるね♪
この日以降も1度、同じようにトイレに行きたくなって途中下車しましたが
かかってきた電話の声も とても落ち着いていて
冷静に対処できていました👏
また別の日には
フリースクールのお友だちとバスまでの間、少しだけ遊んで帰ろうとして
バスに間に合わなかったことが1度ありました
次のバスまで約1時間、待ちぼうけすることになった長男は
お母さんに「◯時までには フリースクールを出発して」って言われてた時間を守らなかったら バスに間に合わなかった
何か始める前に「◯時まで」って決めることって
意味があって 大切なことなんだね!
母、感動!!!!!
「時間は守りなさい!」と何度言って聞かせるよりも
この1回の経験が 何倍も効果があるのは もちろんですが
「決められているものには意味があるのかもしれない」と
普段の生活の中で 興味を持って 考えるようになって
それを繰り返していくうちに
自分に引き寄せて自分事として考える力や
物事を多面的に捉えて より良い解決策を見つけられる力など
たくさんの生きる力を伸ばして
彼自身の人生がより面白く豊かなものになっていくのかもしれないと思って
とても嬉しくなりました
小学校へ通う日々の中では なかなか体験できなかったことかもしれません
長男が不登校を選んだおかげで 新しい発見や経験の多い日々を送れていて
私も親として 同じように新しい発見と経験をさせてもらっていて
「不登校、いいね!」と思っています♪
次の4月から次男が小学校へ入学します
こんな兄を見て 彼がどんな選択をするか わかりませんが
彼が毎日小学校へ通うことを選択したとしても
新しいことに挑戦して 経験する機会をたくさん見つけていきたいと思います^ ^
ポイントは
子ども自身の「やりたい!」の意欲や好奇心が先にあることです
長男の場合
小学校へ行くためのバス通学では 学びの多い経験にはならなかった可能性が高い
トラブルもネガティブな効果になっていたはずです
大好きなフリースクールへの登校だったから
トラブルも良い経験にすることができた
これは外せないポイントです!
(私はよく見落としそうになるので…
自分へのメッセージとして心に刻みます!)